お仕事まるわかり 言語聴覚士

What is ST?

言語聴覚士のお仕事とは?

This is ST !

言語聴覚療法には、ことばの遅れや失語症といったことばの障害に対する治療や聞こえ(聴覚機能)の障害に対する補聴器の指導、発音・発語の指導や、噛めない、飲み込めないことからくる摂食嚥下機能の改善などがあります。聞く、話す、食べる機能を取り戻す「言語聴覚療法」のスペシャリスト。それが、言語聴覚士です。

About Works

お仕事内容

01
話すこと、聴くことのサポート
構音障害(発声発音器官の障害)や吃音に対して検査を行い、状態に応じて訓練をする。聴くことについては、とくに難聴の人に対しても検査や訓練をするが、補聴器などの用具の選定も行う。
02
食べることのサポート
食べ物をうまく飲み込めない摂食・嚥下障害についての訓練、指導を行う。舌やのどの器官が上手に働かないため、ゼリーなどを用いて訓練を施す。
03
高次機能障害をサポート
脳卒中や交通事故などによる脳の損傷で起こる失語症や記憶障害、認知症による認知機能の低下した患者に対し、会話や気持ちを伝える訓練を行う。
04
福祉用具指導・住環境の整備
脳卒中や交通事故などによる脳の損傷で起こる失語症や記憶障害、認知症による認知機能の低下した患者に対し、会話や気持ちを伝える訓練を行う。
What is required ?

今の時代に求められる言語聴覚士とは?

今現場から必要とされる言語聴覚士には、以下のような要素が重要とされています。

01
多様なコミュニケーションニーズへの対応
言語聴覚士は、言語やコミュニケーションに関する障害や困難を抱える患者に対して、個別のニーズに合わせた支援を提供する役割が求められます。これには、聴覚障害、言語障害、発語障害、学習障害など、さまざまな状況や症状に対応する能力が含まれます。
02
評価と診断
言語聴覚士は、患者のコミュニケーション能力や言語理解の評価を行い、正確な診断を行う必要があります。患者のニーズを正しく把握し、適切な治療や支援プランを立案するために、専門的な評価スキルが求められます。
03
治療・リハビリテーションプランの設計と実施
言語聴覚士は、患者に対して適切な治療やリハビリテーションプランを立案し、実施します。これには、言語や発語、聴覚、コミュニケーションのトレーニングや補助具の使用、聴覚補償装置の調整などが含まれます。個別のニーズや目標に基づいて、継続的なサポートを提供することが求められます。
04
テクノロジーとデジタルツールの活用
現代の言語聴覚士は、テクノロジーやデジタルツールの進展を活用する能力が求められます。音声処理技術、コミュニケーション支援アプリ、オンラインリソースなどを活用して、患者のコミュニケーション能力や言語理解を向上させる支援を行います。
05
看護倫理と倫理的なケアの実践
言語聴覚士は、患者との信頼関係を築くために看護倫理と倫理的なケアを実践する必要があります。患者の人権と尊厳を尊重し、患者中心のケアを提供することが重要です。
06
チームワークと連携
言語聴覚士は、他の医療専門家やケアチームとの協力とチームワークを重視します。患者の総合的なケアや療法計画の立案と実施において、他の専門家と連携し協力することが求められます。

これらの要素に基づいて、現代の言語聴覚士は総合的なケア提供者としての役割を果たし、患者の健康と生活の質を最大限に向上させることが求められます。