Curriculum

言語聴覚学科|カリキュラム

Pick UP!

言語聴覚学科のピックアップ授業

#1
Practical Aphasia Exercises with Emphasis on Practical Format (2nd Year)

実践形式を意識した失語症演習(2年生)

座学の講義で失語症のタイプ分類(ブローカ失語や伝導失語など)についての基礎知識を学びます。これは言語の理解の程度や復唱などの特徴から判断を行います。また、標準化されている言語能力を調べる検査「SLTA」についても実技試験を通して技術的なスキルも育成します。それぞれの失語症の特徴や症状を正しく認識し評価することが、適切な治療計画の立案には不可欠です。
 この講義は、地域で生活している失語症当事者の方をお招きし、言語聴覚療法に必要な評価~訓練までの一連の流れを演習形式で実施する内容となっています。当事者の方とのやり取りを通して、ことばに障害を抱えた方とのコミュニケーション方法や専門的な検査・訓練等さまざまな事を学んでいきます。また、実際に当事者・ご家族と触れ合う事でそれぞれの思いに触れ心のケアまで行える事を目標としています。
 臨床実習前に現場での実践に近い形でトレーニングを積める貴重な機会であり、学生もその経験を糧に次の臨床実習に挑むことが出来ます。

#2
Auditory Assessment Exercises (1st Year)

聴覚検査演習(1年生)

言語聴覚士は、聴覚に関する知識だけでなく、聴覚検査技術も学びます。講義では、聴覚障害について学んだ後に、実際の検査技術も習得します。これは将来の臨床のためにとても重要なステップです。

演習では、聴覚検査の基本的な技術や機器の使い方から始めます。例えば、メインとなる純音聴力検査や脳波測定のための聴脳誘発電位検査(ABR)、耳の状態を測るためのインピーダンスオージオメトリなど、さまざまな機器の使い方や実際の操作を学びます。また、検査の手順やデータの収集方法、結果の解釈についても、マスキング理論と呼ばれる検査の手法について学びます。

この演習を通じて、学生たちは将来の臨床で必要な聴覚検査の実施や問題解決に必要なスキルを身につけることができます。これにより、将来的には耳鼻咽喉科などで活躍できる言語聴覚士になることができます。

#3
National Examination Preparation Course (3rd Year)

国家試験対策講座(3年生)

言語聴覚士国家試験に「合格」する為の対策講座です。言語聴覚士国家試験に合格することで初めて言語聴覚士として働くことができます。3年間の集大成である国家試験合格に向けて教員だけでなく様々なサポーターの力を借り一致団結し国家試験,合格を目指します。
 まず、成績上位層~下位層まで学習の進捗状況に合わせ個別プログラムを教員と一緒に計画していきます。また、効果的な点数upの仕組みとして、卒業生が家庭教師として学習支援を行ったり、学生同士の学び合い学習をサポートする等、様々なプログラムを実施しています。国家試験前には、学院全体をあげ栄養会・壮行会を実施し合格祈願を行い送り出します!

 講義では、まず国家試験で出題される重要なトピックスを広範囲にわたって復習します。言語発達や聴覚機能の評価、言語障害の診断と治療、補聴器技術など、言語聴覚士の専門的な知識を体系的に学んでいきます。
加えて、過去の国家試験問題や模擬試験を使って、実際の試験状況に近い問題解決能力を養います。解答解説やフィードバックを通じて、自己評価を行いながら、改善点を見つけていくことができます。
 この講義を受けることで、言語聴覚士国家試験に自信を持って臨むことができるだけでなく、将来の実務においても必要な知識とスキルを習得する基盤を築くことができます。言語聴覚士としての成長と発展を支援するために、専門的な教育者の指導のもと、充実した授業を提供します。

#4
Practical Skills Examination

実技試験

言語聴覚士が現場で行う検査の数は膨大です。そのうちのメジャーな検査を、現場さながらの緊張感の中で実技試験を行います。実習に向けて、座学での知識だけではなく、判断力・技術力・マナーなど実際の現場で必要とされる臨床技能の習得が不可欠です。そのため、実技試験では成人分野、小児分野それぞれの検査法を講義で学んだ後、学生同士で自主練習を沢山行い、試験に挑みます。
検査の手技だけではなく、対象者への声掛けも含め評価対象であり、学生にとって実習前の大きな山場ではありますが、試験を乗り越えた後、自信を持って実習に挑んでいきます。

Curriculum

言語聴覚学科の履修科目

基礎科目

人文科学

心理学/1単位/30時間 死生学概論・障害者心理/1単位/30時間 国語Ⅰ/1単位/30時間 国語Ⅱ/1単位/30時間 心理学/1単位/30時間 死生学概論・障害者心理/1単位/30時間 国語Ⅰ/1単位/30時間 国語Ⅱ/1単位/30時間

社会科学

地域福祉論/1単位/30時間 国際福祉論/1単位/30時間

自然科学

自然科学基礎/1単位/30時間 統計学/1単位/30時間

外国語

英語Ⅰ/2単位/30時間 英語Ⅱ/2単位/30時間

保健体育

保健体育Ⅰ/1単位/30時間 保健体育Ⅱ/1単位/30時間

専門基礎科目

基礎医学

医学総論/1単位/30時間 解剖学/1単位/30時間 生理学/1単位/30時間 病理学/1単位/30時間

臨床医学

内科学/1単位/30時間 小児科学/1単位/20時間 リハビリテーション医学/1単位/30時間 耳鼻咽喉科学/1単位/30時間 臨床神経学/1単位/30時間 精神医学/1単位/20時間 形成外科学/1単位/20時間

臨床歯科医学

臨床歯科医学・口腔外科学/1単位/30時間

音声・言語・聴覚医学

中枢神経機能学/1単位/30時間 音声言語医学/1単位/20時間 聴覚医学/1単位/20時間

心理学

臨床心理学/1単位/30時間 生涯発達心理学Ⅰ/1単位/30時間 生涯発達心理学Ⅱ/1単位/30時間 学習心理学/1単位/20時間 認知心理学/1単位/30時間 心理測定法Ⅰ/1単位/30時間 心理測定法Ⅱ/1単位/30時間

言語学

言語学Ⅰ/1単位/30時間 言語学Ⅱ/1単位/30時間

音声学

音声学Ⅰ/1単位/30時間 音声学Ⅱ/1単位/30時間

音響学

音響学/1単位/30時間 聴覚心理学/1単位/30時間

言語発達学

言語発達学/1単位/30時間

社会福祉・教育

リハビリテーション概論/1単位/30時間 保健医療福祉制度論/1単位/30時間

専門科目

言語聴覚障害学総論

言語聴覚障害総論Ⅰ/1単位/20時間 言語聴覚障害総論Ⅱ/1単位/20時間 言語聴覚障害/2単位/60時間 言語聴覚障害診断学Ⅰ/1単位/30時間 言語聴覚障害診断学Ⅱ/2単位/60時間 言語聴覚障害各論/2単位/60時間 評価実習/2単位/80時間

失語・高次脳機能障害

失語・高次脳機能障害Ⅰ/2単位/60時間 失語・高次脳機能障害Ⅱ/2単位/60時間 失語・高次脳機能障害Ⅲ/2単位/60時間

言語発達障害学

言語発達障害Ⅰ/1単位/20時間 言語発達障害Ⅱ/1単位/30時間 言語発達障害Ⅲ/1単位/30時間 言語発達障害Ⅳ/1単位/30時間 言語発達障害Ⅴ/1単位/20時間 言語発達障害Ⅵ/1単位/30時間

発声発語・嚥下障害

音声障害/1単位/30時間 機能性構音障害/1単位/30時間 器質性構音障害/1単位/30時間 評価法/1単位/30時間 運動障害性構音障害Ⅰ/1単位/30時間 運動障害性構音障害Ⅱ/1単位/30時間 吃音/1単位/30時間 摂食・嚥下障害Ⅰ/1単位/30時間 摂食・嚥下障害Ⅱ/1単位/30時間

聴覚障害学

成人聴覚障害/1単位/30時間 小児聴覚障害/2単位/60時間 聴覚障害疾患学/1単位/30時間 聴覚検査/1単位/20時間 聴覚検査演習/2単位/60時間 補聴器・人工内耳/1単位/30時間

選択必修

選択必修

AAC/1単位/30時間 対人援助基礎演習/1単位/30時間 介護基礎学/1単位/30時間 地域言語文化特論/1単位/30時間 リハビリテーション関連法規/1単位/16時間 地域リハビリテーション/1単位/16時間 解剖学演習/1単位/16時間 研究法/2単位/50時間

National Exam Preparation

言語聴覚学科の国家試験対策

国家試験合格率

0.3%

段階的な模擬試験の実施

2年生の頃から国家試験に向けて模試を行っています。試験の雰囲気やマークシートに慣れることも合格への第1歩!

徹底した教員によるサポート

専任教員をはじめ、各分野から専門の講師を招き、質の高い講義を実施します。また伸び悩む学生には状態に合わせて総合的にサポートします!

「みんなで合格する!」
ゆいまーるの心

小グループ制を導入。「皆で合格する!」というゆいまーる精神での助け合い・学び合いが高い合格率を支えます。

Is studying Speech and Language Therapy challenging?

言語聴覚学科の勉強って、
難しいですか?

簡単ではありませんが、学ぶ楽しさを発見できます

言語聴覚士になるための勉強は決して簡単とは言えません。私たちはコミュニケーションのスペシャリストとして活躍するために「言語学」「音声学」「心理学」などの特徴的な科目を学習することになります。高校で学習した科目とは大きく異なります。言うなれば、自分の興味がある科目を学べるということです。「学ぶ」ということの楽しさが発見できるかもしれませんよ。学校生活は専任教員が責任をもってサポートしていきます。みなさんの言語聴覚士になりたいという強い気持ちとそれに向かって努力する姿勢が何よりも重要です。

Teacher

専任教員

新城 亮太

Ryota Arashiro

決して簡単ではありませんが、実に楽しい分野です

基礎分野も含めて専門分野の模試を通して3,000問以上の問題を解き、問題解答のコツを掴んでいきます。全国模試で自身の到達レベルを把握し、合格するための対処法を確立していきます。琉球大学医学部教授陣を招いて国家試験に出題される医学分野を徹底的に学習。また県外から国試対策における各分野の専門家を招いて質の高い特別講義を実施します。国家試験に合格するために、同じ夢を持つ仲間が協力し合い切磋琢磨しながら合格レベルまでステップアップできる、相互扶助の精神で学んでいきます。

Student

2年入学

C.Cさん