お仕事まるわかり 理学療法士

What is PT?

理学療法士のお仕事とは?

This is PT !

理学療法士の仕事は、医療分野、地域福祉・保健分野のみならず、予防、スポーツ分野、特別支援教育、国際支援、再生医療、機器開発、研究分野など、様々な分野に広がりをみせています。医師や看護師、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、保健師、行政の専門家とチームを組み、社会の中で、地域の中で日常生活や活動の基本となる「からだの動き」を取り戻す人生のサポーター。それが理学療法士の仕事です。

About Works

お仕事内容

01
日常生活活動訓練
ベッドから起き上がる、立つ、歩くといった日常生活の動作が不自由になった人たちが再び活動するための訓練を行う。家庭や社会への復帰が目的なので、できることを広げるようサポートする。
02
運動療法
最近では少しでも早い段階からリハビリを行うことが多い。関節の曲げ伸ばしや可動域の拡大はベッドに寝ていても行う。起き上がれるようになると、より筋力を回復させる療法に取り組む。
03
物理療法
痛みや痺しびれが残っている際には、そうした状態をできるだけ和らげるために温めたり冷たくしたりする効果のある機器や電気療法を行う機器を用いる。また、直接身体へのマッサージを行うこともある。
04
住環境の整備
自宅で暮らす際には、転倒などを起こさないよう、ベッドの周り、浴室やトイレに手すりを付けるなどのアドバイスを行う。
What is required ?

今の時代に求められる理学療法士とは?

今現場から必要とされる理学療法士には、以下のような要素が重要とされています。

01
継続的な学習と専門知識の更新
医学やリハビリテーションの分野は常に進化しており、新たな知識や技術が登場しています。理学療法士は、最新の情報にアクセスし、継続的な学習を行うことで、最新の診断方法や治療手法に対応できるようにする必要があります。
02
統合的なアプローチ
理学療法士は、単に身体的な機能回復に留まらず、患者の総合的なケアにも取り組むことが求められます。他の医療専門家やケアチームとの連携やコミュニケーションを通じて、総合的な治療計画を立案し、患者の健康と回復を促進する役割を果たします。
03
個別化と患者中心のケア
理学療法士は、患者の個別のニーズや目標に合わせて、カスタマイズされた治療プランを策定する必要があります。患者の状態や要望を尊重し、彼らが能動的に治療に参加できるようにサポートします。
04
技術とデジタルヘルスの活用
現代の理学療法士は、技術やデジタルヘルスの進展を積極的に活用することが求められています。テレリハビリテーションやモバイルアプリなどのデジタルツールを使用して、患者とのリモートケアや自己管理の支援を行うことが重要です。
05
プレベンションと健康促進
理学療法士は、単に病状や障害の治療だけでなく、予防や健康促進にも積極的に取り組む必要があります。患者に対して適切な運動や生活習慣のアドバイスを提供し、疾病や障害の予防に貢献します。
06
看護倫理とコミュニケーションスキル
理学療法士は、患者との信頼関係を築くために看護倫理と倫理的なケアを実践する必要があります。また、優れたコミュニケーションスキルを持ち、患者やその家族と適切にコミュニケーションを取ることが重要です。

これらの要素に基づいて、現代の理学療法士は総合的なケア提供者としての役割を果たし、患者の健康と生活の質を最大限に向上させることが求められます。